プロジェクト

藤原昌彦 / バウムスタイルアーキテクト

白石の住居

岡山県岡山市, 2014

新しく分譲された一般的な住宅街に建つ住まい。敷地は比較的ゆったりとしている。 仕事で忙しくされているご夫婦とその子供2人が、日々の雑踏を感じずくつろげる家を求められた。 雑踏を感じさせないように、プライベート空間とパブリック空間をきちんと分けることを意識し、分けつつもつなが...

土田拓也/no.555 一級建築士事務所

MAZ / 南麻布ダンススタジオ

東京都港区, 2020

音楽スタジオとダンススタジオを持つ住宅。 住宅街に建つスタジオの場合、「音と振動」について慎重な計画が必要である。 もっとも音の大きいレッスンは地下へ、それより小さい音のレッスンは1階へレイアウトされ、音と振動への配慮を行ない、それぞれのスタジオは通常の2層分の階高を持ち、...

土田拓也/no.555 一級建築士事務所

SKF / FLAT369

東京都世田谷区, 2021

東京都内中心部の住宅街に取り残された車を3台縦に並べる程度の細く長い敷地。ここに、6部屋の共同住宅を計画。 奥行きがなく、各階共に横への動線が取れない為、縦同線(階段)を2つ設けることで、横動線を最初限に抑えている。 クライアントは4部屋を求めていたが、各部屋が細く長い空間...

土田拓也/no.555 一級建築士事務所

NUT / cell

香川県宇多津町, 2018

計画地は、香川県の西側にあたる宇多津町。狭い地域に寺社が点在し、四国八十八ヶ所霊場の一つにもなっている。 施主は5人家族で、夫は転勤が多く、子供3人も成長と共に「部屋」の必要性がどう変化していくか予測仕切れない。一人、また一人、家を出て行くかもしれない状況化で、「部屋」を...

MMAAA

茅ヶ崎の段床

神奈川県茅ヶ崎市, 2019

旧くからの友人である施主は三人家族、いわゆる地主の筋で代々この土地に暮らしている。 この建物の隣接地も家族が所有する土地なので、ゆったりとした庭に面した住宅を望むのかと思いきやそんなことはない。実家の広大な庭の管理がトラウマになっているので、木は一切植えずにドライな外部空間...

アラキ+ササキアーキテクツ

密集市街地の光階段

東京都北区, 2023

密集市街地のささやかな恩恵を最大化すること 密集市街地の幅3.3mの北側前面道路と1.3mの南側路地に挟まれた、わずか45㎡の敷地に建つ建築面積26㎡の4人家族のための住宅である。南側の僅かな空地に、狭いながらも光環境を整えられる手がかりを感じる敷地であった。狭小密集地で最...

アラキ+ササキアーキテクツ

極楽寺の家

神奈川県鎌倉市, 2019

敷地は谷戸が枝分かれした突先の変形旗竿地に位置し、北側の擁壁は太陽光を受けて明るく、周辺の植生が豊かに育っていた。 現代美術家の施主夫妻は、敷地環境を気に入り、住居機能だけでなく制作活動の場や人を招き入れる家を望まれた。 計画においては、空間で場を統制する考えではなく、擁壁...

マウントフジアーキテクツスタジオ

松栄山仙行寺

東京都豊島区, 2018

来迎する「山」 「その石は踏んじゃだめだよ。お墓かもしれないからね。」 小ぶりな西瓜ぐらいの丸石の上を歩こうとしたら、今はもう亡くなった祖母にそう注意された。母方の代々の墓地は山の中にあって、濃く茂った木々の緑の中に、墓石なのか自然石なのか分からないような有様で、それは自然...

マウントフジアーキテクツスタジオ

Tonarino

愛知県名古屋市, 2017

「スキ」の配分 名古屋はどこもかしこも緻密な街だという印象がある。 碁盤目状に整然と整備された道路に敷地ブロック、そこに建ついかにも効率の良さそうなオフィスビル群。それらカッチリとしたハードの背後には、それに見合ったキッチリとした封建的な統治機構が透けて見えるようでさえある...

マウントフジアーキテクツスタジオ

新井薬師の家

東京都, 2015

都市の様相をそのまま引き取る 敷地周辺は戦前からの地割りも残る稠密な住商混合地域。ここに親子三世代が暮らすオフィス兼住宅を、というのが依頼だった。古くからの街らしく、明らかな都市軸もなく、軒を接するように犇めき合う既存建築群もまた、構造形式・規模・用途、それぞれ全て多種多様...

GEN INOUE

Asile

千葉県富津市, 2022

都心から1時間以内のプール付き貸別荘 最大8人まで宿泊可能な一棟貸切の貸別荘。高台にある利点を生かし、海が眺望できる配置計画。また将来的に建設予定のB棟からの眺望を確保するため、平家建てとなっている。

Love Architecture

花藏院 府中市霊園「ようようの庭」

東京都府中市, 2023

–区画の集合から全体論へ– 社会の変化に対応した「偲びの場」が必要とされている 少子高齢化やライフスタイルの変化により、2021年には平均世帯人員が2.37人まで減少、単独世帯の割合は29.5%まで増加するなど家族形態は多様化しており、家族意識の中心は祖先崇拝=死者から、...

WhO

Chaledo (チャレド) / COLLABORATIONS

『Chaledo(チャレド)』とは、株式会社チャレンジドジャパンが手掛ける障がいのある人が自分の得意を活かし、役割を持って社会で働く未来を創造する取り組みです。全国の福祉施設と連携し、描くこと・表現することが好きな人が、心が赴くままに描いたイラストをデザイン素材として販売し...

邸宅巣箱

道のりを織り込んだ家

神奈川県鎌倉市, 2020

所在地は鎌倉の西御門である。鶴岡八幡宮の東側に位置し、鎌倉幕府の御所西門があったことから、この名がつけられた。 その歴史的背景のため、繁華街から物件までの道程は、街のアイコンが数珠つなぎとなって立ち現われ、それらを巡り進んでゆくことになる。桜の参道で有名な鶴岡八幡宮の段葛...

邸宅巣箱

物語的改修によるリトリート

神奈川県鎌倉市, 2019

鎌倉材木座にあるこの300坪の土地と築90年の屋敷。ここは1930年代当時の面影を遺す稀有な場所であったが、その広さゆえに利便性が悪く、利活用の目途が立たずにいた。本件はその再生を図った改修計画である。 計画はまず内装解体から始まった。解体前の天井高は2.5mで、雑壁は土...

邸宅巣箱

環境を切り取る2つの窓をもつ家

神奈川県鎌倉市, 2019

東京郊外は北鎌倉の山の上に建てられた小住宅である。 この土地特有の六国見山への雄大な眺望と、頭上に延びる青空の広がり。この住宅には、その豊かな環境を切り取る2つの窓を持たせた。それらは互いに全く異なる形式ながら、それぞれがこの環境のある特長的な側面を増長させる装置である。 ...

MMAAA / 三木達郎 + 本橋良介

EXEO

東京都渋谷区, 2021

情報通信インフラを事業とするエクシオグループ本社ビルの1階エントランスの改修プロジェクト。 渋谷駅南口に90年代に建てられた14階建のビルのエントランスは、東の接道と西の線路敷に対してガラスのファサードで面していて、東の2層分の吹き抜けはオーセンティックな本社ビルの有り様だ...

MMAAA

銀座のクリニック

東京都中央区, 2019

銀座の雑居ビルに入る循環器系・消化器系内科のクリニックの内装である。1フロア100m2強の建物は間口が狭く奥行が深い、いわゆる鰻の寝床である。避難動線を確保しながら必要な諸室を並べてしまえば自動的にプランニングは決定してしまう。10m2に満たない閉鎖的な室が並ぶのはあまりに...

MMAAA / 三木達郎 + 本橋良介

玉川台のアパートメント

東京都世田谷区, 2019

東京郊外の閑静な住宅地に建つ22戸のいわゆるワンルーム住戸で構成される賃貸用集合住宅の計画。 都市近郊において広く、比較的地価が高い土地は、相続が起った際にはそのまま引き継がれることは難しく売りに出されて、ディベロッパーによってミニ開発として細かく分筆、分譲されてしまうか、...

MMAAA / 三木達郎 + 本橋良介

ミキハウス

神奈川県厚木市, 2019

敷地は都心から少し離れた丘陵地にあり、なだらかな起伏に沿って雛壇造成された住宅地の風景が広がっている。住まい手は夫婦と子供2人。絵画制作、勉強、遊び、食事、就寝などの行為に応じた場が敷地いっぱいに広がっているような状態が求められた。また戸建住宅地という環境において、周囲に開...

MMAAA / 三木達郎 + 本橋良介

ときわ台のアパートメント

東京都板橋区, 2017

この建物の敷地周辺は1種住居地域や準工業地域といった用途地域だが、狭隘な敷地や道路が多く道路斜線や日影規制によって建物の高さは低層程度に抑えられている。一方で集団規定の副産物として、上空では物的に何によっても占有されることのない「空所」が自ずと残されることとなる。地上では建...

MMAAA / 三木達郎 + 本橋良介

HUNCH

東京都大田区, 2017

築43年のビル全体をアーティストのシェアアトリエへ改修した。 建物の健全化のためのハンチとブレースによる耐震補強、設備の刷新とともに、階をまたぐ大扉と吹抜けによって大規模製作、荷捌き、イベントなど多目的に利用される外部に開かれた空間を設えた。製作を下支えする空間を、即物的か...

UND一級建築士事務所

谷陰の光

千葉県, 2017

計画地一体は周辺から窪んだ地形で、周囲をすり鉢状に家並みが建ち並ぶ谷地にある。ここでは朝陽が東側傾斜地の、夕陽が西側傾斜地の家陰となり、この地形特有の光の差す時間が制御される光環境を持つ。本計画は1階を周辺と連続したワンルーム形式のリビング空間とし、2階の開口部から差す光が...

オーガニックデザイン

小山企業本社屋

埼玉県戸田市, 2020

物流会社のプリミティブからの一進化形 当地域では地場産業として物流・流通業があり、戦後、家族経営から始まり、成長を遂げてきた会社が多くある。本件では、既存社屋(築35年)の劣化、社員の増加といった課題に対し、新社屋建設と既存社屋のリノベーションを行った。 今回の設計は新...

空間研究所/篠原聡子

サンカク

山梨県, 2016

八ヶ岳山麓の標高1,500mという高地に建つ山の家である。夏はきわめて快適で汗をかくこともないが、冬は零下20度になり、雪も深い。さらにこの敷地は南に向かって傾斜していて、最大で5.5mの高低差がある。この場所のそうした条件にできるだけ直截に呼応する建築をつくろうと思った。...

空間研究所/篠原聡子

竹内医院

千葉県富津市, 2010

診療所は、今や数少ない地域に密着した建築である。そこは同じく地域施設である小学校や中学校より、ある意味で開かれた施設とも言える。開院時間内であれば、誰でも入ることができるし、年齢も性別もさまざまである。したがって、誰がふらりとやってきても、アクセスしやすく、内部の構成が明快...

空間研究所/篠原聡子

slash / kitasenzoku

東京都大田区, 2006

東京都心の住宅地には敷地境界を挟む空地など、細分化された空地がたくさんある。この小さな長屋を計画するにあたって、それらは活用すべき重要なストックであると思えた。相手の小さなvoidに対して、こちらもへこませればそれなりに採光や通風にとって有効なvoidになる。敷地の周辺の空...

空間研究所/篠原聡子

Rete tamaplaza

神奈川県横浜市, 2003

たまプラーザの駅近くに立地する「Ratetamapulaza」は1,2階が店舗、3階から8階が賃貸の集合住宅からなる複合ビルである。間口に比して奥行の深い敷地でできる限り店舗の間口をとり、脇に住戸のエントランスへと引き込む通路と2階の店舗への動線と兼住戸階の避難階段を併置し...

前田圭介/UID

Santo

広島県福山市鞆の浦, 2022

クライアントは工業機械やロボットを用いた製造技術と、有形民俗文化財に認定された「鞆いかり」の伝統鍛造を融合してものづくりを行っている。santo はこの技術力を活かした家具プロダクト製造・販売・体験を行うためのオープンファクトリーである。工場は日常大きなシャッターを開けたま...

前田圭介/UID

こどもえんつくしダイニングホール棟 forestaカランころ

広島県福山市, 2020

地域の方や保護者を招いて行う食事会や誕生会などの交流が生まれる「ルームではない広がりを創造させる新たなダイニングホール」をテーマとして与えられ計画した。プログラムとしては40名程度のこどもと先生、保護者が集えるダイニングホールと4・5 歳児の保育室、そして先生方が就業後にく...

西田司/ オンデザインパートナーズ

緑とつながる家

長野県軽井沢, 2022

軽井沢の森の中にある、築35年の民家を一棟貸しのホテルへ改修する計画。 豊かな四季を一年中楽しめるよう、窓に着目し外部環境との繋がり方について再考することにした。 開口部の配置と形状を操作し、窓からの景色の連なりで森に囲まれているような作ることを考えた。 白く塗り込められた...

BWM Designers & Architects

Österreich-Pavillon EXPO 2025 Osaka

Osaka, 2025

Austria. Composing the Future. Von 13. April bis 13. Oktober 2025 findet in Osaka die nächste Weltausstellung „Expo 2025“ statt. BWM Des...

直井建築設計事務所

Hut in Karuizawa

長野県, 2023

緑に囲まれた敷地で、冬には北西側に浅間山も見渡せる場所である。軽井沢の建築面積・容積率ともに20%という規制、道路境界から5m、隣地境界から3mという壁面後退規制のなか平面計画を進めた結果、建てられる部分は限られるため、敷地形状そのままの台形の平面形状となった。 湿気対策...

直井建築設計事務所

Aobadai Apartment

東京都目黒区, 2023

目黒区青葉台の傾斜地に建つ集合住宅。第1種低層住居専用地域で建築面積50%容積率100%という厳しい条件の中、傾斜地の特性を活かし、地下1階地上3階、計4層の規模を実現させた。 10戸全てが異なるプランとなっていて、エンドユーザーにとって多様性のある選択肢を与えている。ほ...

松山将勝/松山建築設計室

いでた平成眼科クリニック

熊本県熊本市, 2019

熊本市南区の「平成駅」の近くに位置する、鉄筋コンクリート造3階建ての眼科のクリニックである。 建築は杉板型枠コンクリートと塗装仕上げの2種類の水平の帯を6つ交互に積み上げた構成とし、2つの外壁素材を使い分けて住宅街に建つボリュームのインパクトを軽減しつつ、より水平性を強調...

NKS architects

銘建工業本社事務所

岡山県真庭市, 2019

架構のシステムは、「菱組」と名付けた集成材の斜め格子を並行に配置し、大判CLTを用いたV型の梁と屋根を橋のように掛け渡す構造である。菱組は耐震要素なので、CLT耐震壁は菱組に直交する方向だけでよい。敷地形状に合わせて建物を分割してずらすことで、内部の構造や空間にもずれと動き...

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