北浜のリノベーション

大阪府, 2021

タワーマンションの一室のフルリノベーション。限られた専有部分を可能な限りワンルームとしたプラン。眺望が持つ開放感とシンクロするように、内部にも開放感を持たせるようにしている。プライベートスペースとの区画も最小限の壁を立てるだけとしている。既存の開口部を一部塞ぐことで眺望に意...

摩耶の住宅 Renovation

兵庫県, 2020

築約50年の住宅のリノベーション。親世帯が住む母屋につながる小さな離れを子世帯のためにリノベーションした計画。中廊下の周囲に個室が並ぶ従前のプランから、中廊下を耐震壁となるよう反転させてワンルームとしたプランニング。天井を剥がして小屋組みを見せ、小さいながらも奥行きと広がり...

目神山の住宅

兵庫県, 2019

老朽化した住宅の建替計画。敷地内の前庭やアプローチを残しつつ、様々な内部と外部との関係が生まれるように敷地全体に及んで建物を配している。大小のボリュームが少しずつ雁行しつつレベル差を持って連なり、それらを一筆書きの勾配屋根が覆っている。囲まれた中庭を閉じることなく、別の庭と...

登美ヶ丘の住宅

奈良県, 2017

敷地と道路との高低差を利用して各室をスキップさせ、それらを中央の階段でつないだプランを持つ住宅。それぞれのスペースが独立しながらも大きなワンルーム空間となっている。その階段下には薪ストーブが置かれ、文字通り火を取り囲むようなプランとなっている。

UNICO bldg.

兵庫県, 2016

リハビリ特化型デイサービスとメンタルクリニックの複合ビル。 外壁を通光性断熱材を挟んだダブルスキンとすることで、まんべんなく間接光を取り入れている。 インテリアに壁面緑化を施し、利用者に安らぎをもたらす設えとしている。外装の型板ガラスは凹凸面を外側に使い、ガラスでありながら...

高槻の住宅

大阪府, 2016

1970年代に開発された郊外分譲住宅地での建て替えである。当時の住宅が周囲にまだ多く残ることから、屋根形状や外壁の色等、立ち姿としてはその意匠性を踏襲している。 周囲の住宅を見てみると、法的な制約である1mの壁面後退がつくる敷地の余白は、設備機器や物置などのための、ただの...

松屋町の住宅

大阪, 2016

敷地は大阪の住宅が密集した地域にある。施主は子どものときから長年住んだ家を建て替えることにした。当然施主は場所の特性について知り尽くしているので、まず施主の意見を充分に聞いた。その上で、この場所で新たな発見をしてもらえるような住宅ができればと我々は考えた。 敷地は隣家が迫...

KRAMPON

兵庫, 2012

高低差12mもある斜面地に建てられた住宅。硬い岩盤質の敷地のコンタラインに沿って3つのボリュームを斜面に引っ掛けるように置き、それらを三角形の階段空間で繋いでいる。敷地に覆い被さるようにあった既存の桜の大木を下から見上げるようにトップライトを設けている。

リジェール

滋賀, 2011

田園風景が残る地域に建てられたカフェ。伝統的な日本家屋が点在する中、周囲の環境とは隔絶した空間を確保するためにファサードにバッファゾーンを設けた。 内部はシンプルなトラス構造を露出させ、小さいながらも広がりのある落ち着いた空間となっている。

天台の家

京都, 2011

直射光を嫌った建主の要望から、明るすぎない居住空間をテーマとした。一つのボリュームを分割するように設けた光庭は、垂直のスリットとして通風と採光の機能を担う。また屋根をボリュームから少し浮かせてハイサイドライトを設け、水平のスリットとして間接光を取り入れている。

椹木町通の町家

京都, 2011

築80年の町家の改修。既存の軸組に対し、28mmの構造用合板によるボックスを内接させて構造補強と部屋機能の両立を図った。新たに挿入したボックスと既存部との新旧の対比により、町家が本来持つ魅力を取り戻しつつ、新たな建築技術によって現代の町家へと蘇らせることを目指した。

Tutanaga House

大阪, 2010

都市部の過密な住宅地に建つ住宅。開口部とそこに面するインテリアの作り方によってプライバシーを確保しながら間接光に彩られる空間を目指した。

宮山台の家

大阪, 2009

全面道路をはさんで向かいが桜並木と梅林公園という立地。この景観を最大限取り込むことを試みた。ずれた階段によるクレバス状の吹抜けが3層の空間全体を繋ぐ。

K邸

大阪, 2008

2世帯住宅。住み手の記憶を継承するように庭の桜の木を残しながらの建て替え計画。アルミルーバーは外部との間に中間領域をもたらし、ファサードに多様な表情をもたらす。

Trapezoid

兵庫, 2007

陶芸家のアトリエを併設した住宅。法的条件によって求められた台形状のヴォリュームを外部と内部とを絡ませるように空間をつくっている。所々で傾けられた壁はヴォイドの気積を変化させ、静ではない動的な住空間をもたらす。

新北島の家

大阪, 2003

9.4m×9.4mの単純なキューブ、床も壁も250mmという単純な要素の中で複雑な構成をつくっている。

日宇那の工房

広島, 2003

陶芸家夫婦のアトリエ付き住居である。プランニングは平屋を基本形態とし、水平方向の迷路性を追求しつつ、高さ方向の操作によって採光と通風を確保している。結果的に立体的なワンルームとなっている。