西田司/オンデザインによる鎌倉の「丘の上の住宅」

Neoplus Sixten Inc.
17. 6月 2015
Photo by Neoplus Sixten Inc.

敷地面積389m2、延床面積219m2(+車庫35m2)。RC造+木造3階建て。
 

北側のメインエントランスは随分上にあるのが見える。

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南側にはセカンドエントランスが階段の下に覗いている。こちらは徒歩のみでアプローチできる。
 

敷地は山の上の比較的低木が生い茂る林だったところを切り開いた。

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メインエントランスへ。
 

当日はまだ施工中で、階段の手摺も未設置、ガレージや外構等々未完の箇所がまだあった。

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エントランスを入ると左に下足入れ、頭上にはVistosiのシャンデリア 〈ジョガーリ〉 が吊り下がる。

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4段上がってリビング。
 

ここは山頂の敷地の3階。バルコニーからはどんな景色だろうかと気になるがまだ我慢。

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ここがこの建物の最上階と思ったが、左にはさらに階段を上がって和室へ。
 

石張りのテレビボードの裏からバルコニーへ出られ、右の窓の外にもまた階段が見える。

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エントランス側を見返す。
 

テレビボード上の天井にはスクリーンと、左側にはプロジェクター、開いた穴にはサラウンドスピーカーがそれぞれ設置される。

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ダイニングキッチンは表情を変え、床はタイル張り、キッチンカウンターにはトラバーチン。

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トラバーチンは板材ながらこの大きさの一枚もので設えた。
 

食器棚の裏はパントリーになっている。

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ダイニングからは南と西側の景色を望むことが出来る。
 

この3階を基準にしてまず眺望を確保。そこから下へ建物を計画していったようなイメージだ。

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テレビボードの裏側から屋外へ出ると「山の上テラス」と名付けられたバルコニーが現れた。階段でもう一つ上へ。

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山の頂上のさらに頂上。すり鉢状の街並みと太平洋が広がる景色。
 

(画像をクリックで拡大)

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山沿いに発生する上昇気流に乗るトビが泳ぐように眼前を飛ぶ位置だ。

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次に1階まで降りて、セカンドエントランスから。こちらは海へのダイレクトなルート。
 

浮造加工された杉板型枠を使ったコンクリート壁の中は、右が寝室、左は収納、正面に水回り。

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奥から見返すと、右にトイレ、書斎、納戸。上部の格子部分はロフト収納。

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たっぷりの空間を取った階段ホールは、窓辺にラウンジスペースを設け桜を楽しむことができる。2階には子供室があり、もう一つ上がるとリビングへ。

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階段ホールを外から見るとこのように。視点が上がりながら変わる景色を楽しめる仕掛で、外部階段もその延長だということが分かる。

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2階子供室は将来分割できるようにした。

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模型を見ると複雑な平面に多様な上り下りがあることが確認出来る。

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海辺からは坂道を少し汗ばむくらい登ってたどり着いたが、建物の中にはさらに階段がたくさんあった...

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西田司さん(左)とパートナーの海野太一さん。

「この丘の傾斜をあたかも建物の中にまで連続させたような立体的な構成と、敷地への2方向のアプローチに合わせ、建物内にも2方向のからアプローチを持たせました。周辺環境にある海、山、森と合わせ建築と風景の関係が一体となり、豊かで変化のある生活環境が生み出せるよう計画しました。」

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